第十一管区海上保安本部によると、28日午前2時半ごろから3時前にかけて石垣市の尖閣諸島周辺の領海に中国海警局の艦船「海警1301」と「海警1302」が相次いで侵入した。中国船の領海侵入は20日以来で、今年5日目。
魚釣島の南の領海では28日午後3時現在、日本漁船2隻(6・6㌧、4・9㌧、いずれも2人乗組み)が操業している。海保の巡視船が中国船に対し、領海からの退去を要求し、進路規制を実施している。
領海外側にある接続水域では、同時刻に「海警1401」と、機関砲らしきものを搭載した「海警1303」が航行している。領海に侵入しないよう警告している。
尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは98日連続。