第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島周辺の領海に28日に侵入した中国海警局の艦船「海警1301」「海警1302」は、29日午後3時現在、領海にとどまっている。中国船の領海侵入は2日連続で、今年6日目。
領海では、同時刻に日本漁船2隻(6・6㌧、4・9㌧、いずれも2人乗組み)が操業中。海保の巡視船が中国船に領海からの退去を要求し、進路規制を実施して漁船に近づかせないよう警戒している。
領海外側の接続水域では中国海警局の艦船「海警1401」と、機関砲らしきものを搭載した「海警1303」が航行している。巡視船が領海に侵入しないよう警告している。尖閣周辺で中国船が航行するのは99日連続。