池(男子)、山田(女子)初V 石垣島Tアスロン、完走率90%超

一斉にスタートした選手ら=21日、南ぬ浜町人工ビーチ

 石垣島トライアスロン2024(主催・同実行委員会)は21日、石垣市内で行われ、男子は池隆礼(32)=八重瀬町=が2時間5分24秒、女子は山田梓(28)=愛知県みよし市=が2時間23分10秒で優勝を果たした。ともに大会初制覇。スイム、バイク、ランを3人で分担するリレー種目は「IshiTora―Go!」が制した。個人の部に1014人(完走者946人)、リレーに67チーム(同64チーム)が出場、完走率はそれぞれ93・3%、95・5%だった。

 午前8時、南ぬ浜町人工ビーチで号砲が鳴ると、選手らは一斉にエメラルドグリーンの海に入り、1・5㌔もの距離を泳いだ後、バイクで島を東回りに40㌔漕ぎ進め、新栄公園の周辺を10㌔力走。スタート時点で気温27・5度、水温29・8度と厳しい暑さの中、ゴールとともに倒れ込む選手もいたが、見事多くが完走した。
 公園ではそばやカレー、かき氷を売るキッチンカーが登場。JTAの社員が水やコーラを配り、ランナーをたたえた。
 市街地を走るコースが設定されたのは、19年大会以来5年ぶり。
 実行委によると、昨年までは新型コロナウイルス感染予防の観点から、3大会連続で南ぬ浜町を周回していたが、地域住民やランナーが「沿道で応援したい」「街中を走りたい」と要望したため、コースの「復活」を決めたという。
 中山義隆大会名誉会長(石垣市長)は、ビーチでの開会セレモニーで「石垣島の自然や街並みを走り、風を感じて、沿道の皆さんの声援を背に受けながらレースを楽しんでほしい」と激励した。
 気分の悪くなった選手に対し、消防や自衛隊の隊員が担架を出して救護する場面もあった。

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