災害時を想定し、陸上自衛隊石垣駐屯地が24日に行う徒歩の物資輸送訓練に対し、石垣市議会の野党連絡協議会(長浜信夫会長、7人)は23日、「公道を訓練の場にするなど許されるものではない」と抗議する声明を発表した。
市議会で記者会見した長浜会長は「災害で道路が寸断されたことを想定した訓練というが、輸送能力の高いヘリで物資を輸送すれば済む案件だ。日常生活に自衛隊がじわじわ入り込んでおり、市民への配慮を欠いている」と批判。
内原英聡氏は「市、消防、医療機関との連携はどうなっているのか。自衛隊が単独で訓練するメリットが考えられない」と疑問視した。
21日の石垣島トライアスロン大会に自衛隊がボランティアとして参加したことに対しても、井上美智子氏は「迷彩服の隊員が目立つ所にいた。観光客の目にどのように映ったか心配だ」と反発。田盛英伸氏は「市民の目に見えるところで訓練し、迷彩服に慣れさせようとしているのではないか」と警戒した。