中国船2隻が領海侵入 石垣市の調査船に接近

中国海警局の艦船「海警2502」(左)が石垣市の調査船に約2・7㌔の距離まで接近したが、海上保安庁の巡視船が進路を規制した=26日午前9時25分、尖閣諸島の魚釣島北側

 第十一管区海上保安本部によると、26日午前3時ごろ、石垣市の尖閣諸島・南小島周辺で中国海警局の艦船「海警2502」「海警2302」の2隻が領海に侵入し、周辺を航行する日本船に接近しようとする動きを見せた。
 日本船は尖閣諸島を洋上調査するため、石垣市がチャーターした調査船と見られ、中山義隆市長らが乗船。中国艦船2隻は11時14分ごろから30分ごろにかけて領海から退去した。
 中国艦船が尖閣周辺で領海侵入したのは2日連続で、今年12日目。
 「海警2302」は25日にも領海侵入し、日本漁船1隻に接近しようとする動きを見せたが、同日午後7時37分ごろ、いったん領海から退去していた。
 海保は中国艦船を近づかせないよう調査船の周囲に巡視船を配置。中国艦船に対し、領海からの退去要求や進路規制を繰り返し実施した。「海警2502」「海警2302」は26日午後零時半ごろ、領海外側の接続水域も出た。
 尖閣周辺の接続水域では26日午後3時現在「海警2102」と、機関砲らしきものを搭載した「海警2202」が航行している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは127日連続。

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