夏の味覚、全国へPR 県産パインが旬入り

沖縄県産パインアップルの旬入りを宣言するセレモニーが開催された=1日、ゆらてぃく市場

 沖縄県産パインアップル旬入りセレモニー(主催・沖縄県農林水産物販売促進協議会)が1日午前、JAファーマーズマーケットやえやま・ゆらてぃく市場で開かれた。県農林水産部の前門尚美部長が「沖縄県が日本一のパインの産地として躍進し、新鮮でおいしいパインが全国の消費者へ届くことを祈念する」と旬入りを宣言した。セレモニー後はピーチ、ボゴールの2種類のパインの試食会も行われ、訪れた客が旬の味覚を堪能していた。

 沖縄県産パインは3月中旬ごろからピーチ、ボゴール種を皮切りに5月からは新品種のホワイトココやサンドルチェ、ゴールドバレル、ジュリオスターが続く。最後にハワイの収獲となり、八重山地方では7月ごろまで生産される見込み。
 生産者のJAおきなわ八重山地区営農振興センターパイン生産部会の盛山信範会長によると、ことしのパインは大玉傾向で、豊作の見込み。「量、質ともに良く、甘さと酸味のバランスとれた大変良い食味」と太鼓判を押した。
 同協議会の前田典男会長(代読・平安山英克常務理事)は「旬入り宣言し、南国情緒を感じさせる魅力あるパインアップルを県内外のみなさまに賞味いただきブランド確立につなげていきたい」とあいさつ。
 開催地を代表し、中山義隆石垣市長(代読・知念永一郎副市長)は「観光で訪れたみなさまに地元で採れた新鮮な完熟パインを食していただき、県外の親戚や友人にも沖縄の夏の味を届けていただきたい」と呼びかけた。
 セレモニー後に行われた試食会で食べ比べ用にピーチ、ボゴールを200食配布した。
 大阪から観光で訪れていた男性は「ピーチは甘くて酸味もちょうどよくおいしかった。ボゴールはこれぞパインという甘みだった。どちらかというと香りもあってピーチパインの方がおいしかった」と満足そうだった。
 ピーチ、ボゴールは現在、計画の30%を収獲しているという。

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