中国船2隻が領海侵入 尖閣周辺、漁船に接近

 第十一管区海上保安本部によると、19日午後零時過ぎ、石垣市の尖閣諸島・南小島周辺中国海警局の艦船2隻が相次いで領海侵入し、周辺を航行する日本漁船1隻に接近しようとする動きを見せた。中国艦船2隻は1日以上領海侵入を続け、20日午後3時51分過ぎ、領海外側の接続水域に出た。
 中国艦船の領海侵入は5月8日以来で、今年15日目。尖閣周辺での中国艦船の航行は151日連続となった。
 領海侵入した2隻は「海警1301」と、機関砲らしきものを搭載した「海警1305」。日本漁船には3人が乗り、南小島の南西で操業した。海保の巡視船が中国艦船の接近を阻止し、漁業者の安全を確保した。
 接続水域では「海警1102」「海警1401」も航行を続けている。

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