第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島・大正島周辺で24日午後4時ごろから、中国海警局の艦船3隻が相次いで領海侵入し、周辺を航行する日本漁船3隻に接近しようとする動きを見せた。このあと、中国艦船は午後7時12分ごろまでに領海外側の接続水域に出た。
中国艦船が尖閣周辺で領海侵入したのは20日以来で、今年に入り17日目。
日本漁船3隻は7・9㌧~17㌧で、2隻には1人、1隻には2人が乗船。海保が巡視船を漁船周辺に配置し、中国艦船の進路規制などを行って漁業者の安全を確保した。
領海侵入した3隻は「海警1301」「海警1401」と、機関砲らしきものを搭載した「海警1305」。これとは別に「海警1102」が接続水域で航行している。中国艦船が尖閣周辺で航行するのは155日連続。