第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島周辺海域で23日午後3時16分ごろから、機関砲らしきものを搭載した中国海警局の艦船「海警2201」「海警2103」が相次いで領海侵入し、周辺を航行する日本漁船1隻に接近しようとする動きを見せた。中国海警局の艦船は24日午後3時現在も領海侵入を続け、日本漁船に近づこうとする動きを見せている。中国艦船が尖閣周辺で領海侵入したのは5日連続で、今年23日目。
海保が漁船の周辺に巡視船を配置し、中国艦船を近づかせないように警戒を行い、漁業者の安全を確保している。
23日は沖縄戦の戦没者を追悼する「慰霊の日」に当たる。
領海外側の接続水域でも、機関砲らしきものを搭載した中国艦船「海警2501」「海警2202」が航行している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは186日連続となり、連続航行日数の最長記録を更新した。