第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島周辺で領海侵入していた中国海警局の艦船2隻は29日午後6時10分から20分にかけ、相次いで領海から接続水域に出た。南小島周辺で操業中の日本漁船に接近しようとする動きを見せていた。
尖閣周辺で中国船が領海侵入するのは2日連続で今年35日目、尖閣周辺で中国艦船が航行するのは33日連続。
領海侵入していたのは「海警2103」「海警2204」。接続水域では「海警2201」「海警2202」も航行を続けた。4隻すべてが機関砲らしきものを搭載している。
漁船には2人が乗船。巡視船が中国艦船に対し、領海からの退去要求や進路規制を繰り返し、漁業者の安全を確保した。