あす8日は二十四節気の一つ寒露。晩夏から初秋にかけて野草に冷たい露が宿るという意味で、本格的な秋の始まりとされる。
相次ぐ台風の通過とともに気温も下降。朝夕はずいぶん涼しくなった。
石垣島地方気象台によると、6日は石垣市伊原間でこの秋最も低い22.5度を観測したのをはじめ、盛山22.8度、大原22.9度、西表23.4度、登野城で23.6度を記録するなど10月中旬から下旬並みの気温に。最高気温も30度を割り、各地とも26~27度台となった。
北よりの季節風(ミーニシ)が吹き始めるのももうすぐで、沖縄は日一日と秋が深まっていく。
週間天気予報では向こう1週間は湿った空気の影響で曇りや雨の日が多く、最高・最低気温とも期間の初めは平年並みだが、期間の終わりは平年並みか低い見込み。台風はピークを過ぎるが、まだ安心はできない。
沖縄では10月に咲き出す南米原産の熱帯花木トックリキワタが濃いピンク色の花をつけ始めた。
カトレヤに負けない美しさで、12月中旬まで咲き続ける。(文・写真 南風原英和)