「第48回那覇大綱挽まつり・市民芸能・民族伝統芸能パレード」(主管・一般社団法人那覇市観光協会)が6日、国際通りで開催された。台風25号が過ぎ去った晴天の下、46の演舞団体と2200人を超える参加者が、国際通りの8カ所の演舞スポットで自慢の演技を繰り広げた。実行委員会の発表によると、会場には4万8000人の観衆が詰めかけた。
第1回から参加している玉城流玉扇会は、安冨祖流音楽研究長一会の演奏に合わせて四つ竹の琉球舞踊を披露した。また、那覇爬竜船振興会はトラックの上にハーリー船を積んで泊地バーリーを演舞した。子ども会育成連絡協議会は力強いエイサーを行うなど、華麗な衣装とパフォーマンスで会場を盛り上げた。
ブラジルから60年ぶりに帰郷し、会場で演舞を見た国吉真秀さん(68)=読谷村古堅出身=は「故郷の発展と多彩な出し物に感激した」と興奮を抑えられない様子だった。
7日は正午から国際通りで旗頭行列が始まり、午後4時から久茂地交差点でメインイベントの那覇大綱挽が行われる。