日米演習の中止求める 反対派20人が駐屯地で

陸自隊員を乗せた車両が駐屯地を出る中、抗議を行う参加者(写真右)=23日午後1時すぎ、石垣駐屯地

 石垣島の平和と自然を守る市民連絡会(上原秀政、白玉敬子共同代表)や、一部の市民は23日午後、同日から始まった日米共同統合演習「キーン・ソード25」の中止を求め、石垣駐屯地前で抗議活動を行った。石垣駐屯地司令と在日米軍司令官あてに申入書を手交した。約20人が参加し、30分ほどで終了した。
 申入書では「島を戦場にする想定の日米共同訓練・演習とその常態化に反対する」と訴え、住民無視の強行に抗議する意思を示した。
 抗議では、「平和で歌と踊りの島に、ミサイルや武器・弾薬を運び込み、今か今かと戦争の準備をしている。誰のための戦争なのか」と指摘。台湾有事を念頭に「台湾と中国の外交努力の問題」と強調。「危ない状況を作り出さなければ良い。戦争はできないとアメリカにノーと言えば良い」と訴えた。「日米共同演習反対、オスプレイは来るな、島の住民の存在を無視するな」などとシュプレヒコールを上げた。

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