石垣市教育委員会(﨑山晃教育長)は26日、市立の小中学校にあるトイレ(364基)を全て洋式にしたと発表、宮良小学校でお披露目式を行った。
石垣市では、生活様式の変化や学校関係者、市民の要望を踏まえ、市内にある全ての市立小中学校のトイレについて、2022年度から洋式化を進めてきた。
市の一般財源を活用し総額9764万5千円を充当。民間事業者から寄贈された20基も活用し、夏休み期間中にトイレの改修工事を行い、今年度中に実現した。
お披露目式には宮良小4年生の児童や学校関係者、教育委員会からは職員が参加した。
従来、学校によっては和式と洋式が混在していた。上級生が洋式を使い、下級生がトイレを我慢するなど課題も出ていた。
トイレ洋式化の実現は﨑山教育長が熱心に後押し。﨑山教育長が白保中学校に校長として在籍した際、生徒から洋式化を望む声があったという。宮良小の児童には「安心して使い、健康的な学校生活を送ってほしい」と期待した。
宮良小の石田美喜子校長は「学校生活を送る上で、トイレは安心安全な場所でなければならない。今後もきれいに使っていこう」と児童に呼び掛けた。
児童を代表し新城早笑さん(4年)、桃原虎太郎君(同)が「今は楽に座って使える。きれいなまま使えるよう、掃除を頑張りたい」などと述べた。