第十一管区海上保安本部によると、5日午前4時47分ごろ、尖閣諸島(石垣市)周辺で中国海警局の艦船2隻が相次いで領海侵入し、周辺を航行する日本漁船1隻に接近しようとする動きを見せた。2隻は午後7時10分ごろ、相次いで領海外側の接続水域に出た。中国艦船が尖閣周辺で領海侵入したのは11月8日以来で、今年41日目。
2隻は「海警1105」「海警1303」で、いずれも機関砲らしきものを搭載している。
日本漁船には2人が乗船し、午後3時現在、大正島の南約9㌔の領海内で操業している。海保は巡視船を漁船周辺に配備し、中国艦船2隻に領海からの退去要求を行って漁船に近づかせないよう警戒。漁船の安全を確保している。
接続水域では「海警1305」「海警1105」も確認された。2隻とも機関砲らしきものを搭載している。中国艦船が尖閣周辺で航行するのは17日連続。