「第32回石垣市健康福祉まつり」、「第41回障がい者週間・市民のつどい」(主催・石垣市健康福祉まつり実行委員会)が7日、市健康福祉センターで開催された。健康福祉まつりは市民の積極的な健康増進と地域福祉の充実を図ることを目的に実施され、市民の集いは就労支援事業所などが出店する「ふれ愛バザー」が開かれ、多くの市民でにぎわった。
健康チェック・健康相談コーナーでは19団体による健康に関する最新情報の提供や相談、体験コーナー、福祉サービスの紹介など、多彩なプログラムが用意された。自身の健康状況や体の気になることなど、来場者は各ブースを訪れ、担当者が相談に応じていた。
ふれ愛バザーは14団体が参加し、手作りの雑貨や手芸品、焼き菓子や野菜など、丹精を込めて作られた物品がずらりと並んだ。
参加した特定非営利活動法人しあわせさまさま=大浜=ではパン・クッキー、バタフライピーなどのハーブや陶芸、伝統工芸品、野菜などを販売した。
井手博史代表は「自分たちで一から始めて売るところまでやってきた。利用者さんの特性に合った作業をみつけるために、ゼロから作り出すことを大事にしている。健康を大事にしているため保存料を入れず、石垣産の小麦や米を使った食品づくりに取り組んでいる」と取り組みを紹介した。
健診ホールで行われた「ふれ愛ステージ」では各団体や事業所による演奏、ダンスなどが披露された。手話学習や車いす体験などのボランティア体験やスタンプラリーもあった。
県立八重山病院の和氣亨院長ら3人による講演会や健康づくりに特化したヨガ療法、リズム体操&ストレッチ体操、ゆったりズンバ、子ども運動会の4つの教室も実施された。
オープニングセレモニーで委員長の中山義隆市長は「ご自身や家族の健康や福祉について理解を深め、交流を通じて新たなつながりや支え合いの輪が広がることを期待している」と述べた。