石垣市議会は16日の最終本会議で、尖閣諸島周辺海域に係留ブイ設置に対し、八重山漁協など八重山、宮古の5漁協の同意を求める要請決議を賛成多数で可決した。
決議では尖閣周辺海域の操業について「本来なら島陰にて風を避け、波の穏やかな場所に錨を降ろし、停泊することができれば最も安全と言えるが、現状では島に近づくこともできない」と指摘。漁業者が安心、安全に操業ができるよう、係留ブイの設置を求めた。
6月議会で国、県に係留ブイ設置を求める意見書を可決したが、今回は改めて地元漁協の同意を求めた。箕底用一氏が提案した。
宛て先は八重山漁協、与那国町漁協、宮古島漁協、池間漁協、伊良部漁協。