建設業界の発展祈念 空港整備、ゴルフ場など推進 新春懇親会

八重山建設産業団体新春懇親会では鏡開きが行われた=10日夜、アートホテル石垣島

 第42回八重山建設産業団体新春懇親会(同連合会主催)が10日夜、アートホテル石垣島で開催された。加盟する建設事業者などの関係者多数が出席し、業界の発展を祈念した。

 主催者を代表し、八重山建設産業団体連合会の平良聡会長は「今年、私たちは地域の未来を見据え、働きやすい建設業界の実現を目指す」と宣言。若い世代が建設業に魅力を感じられるよう、賃上げや週休2日制などの必要性を訴えた。
 公共工事の最低落札価格は現行の91%付近から95%以上への底上げを期待。
 八重山地域にとって、新石垣空港の滑走路延長、石垣港の拡張、ゴルフ場の早期着工、石垣駐屯地の配備強化は必要と強調。地域経済の発展や振興、安全保障、防災の面で推進すべきと力を込めた。
 来賓あいさつで八重山市長会長の中山義隆石垣市長は、石垣空港の特定利用空港指定、シェルター設置計画、台湾定期航路開設、美崎町の再開発、旧市役所の跡地開発などを進める考えを示した。
 また「白水原水調整池の一カ所を新たに新設するため、用地整備や予算獲得を防衛省と交渉中」とした。
 ゴルフ場計画は「地域経済のけん引が期待できる。着工に向け着実に前進をしている」と述べ、早期整備を支援するとした。「今年は私の任期の総決算として、これまで以上に取り組む。支援をお願いする」と求めた。
 激励のあいさつで次呂久成崇県議は「魅力のある建設業界づくりを共に頑張りたい」と強調。
 大浜一郎県議は「平良会長の訴えに100%同意する。滑走路延長は2019年1月に麻生太郎氏に要請した。特定利用の話が出る前からインフラ整備で求めてきた」と、インフラ整備の重要性を訴えた。ゴルフ場計画は「最終調整を行えば、今年には結論が出る」との見方を示した。

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