第22回石垣島マラソン(主催・石垣市、市教委、市体育協会)が19日、中央運動公園陸上競技場をメイン会場に開催された。フルマラソン男女、ハーフマラソン男女、10㌔男女、10㌔リレー(49組)で競技が行われた。フルマラソン男子は苅谷真之介(東京都)が2時間37分21秒で、同女子は井出晴香(福岡県)が3時間19分1秒で、共に石垣島マラソン初出場で、フルマラソン初優勝を勝ち取った。7部門合計で4227人が出場、4126人が完走した。完走率は97・6%。
ハーフマラソンは男子で白土瑞樹(北海道)が1時間12分58秒、女子で横尾奈月(那覇市)が1時間24分14秒で、それぞれ優勝。10㌔男子では、川島海斗(石垣市)が34分46秒で、同女子では近藤かすみ(愛知県)が38分40秒でそれぞれ優勝した。10㌔リレーでは、IRC(石垣市)が35分50秒で優勝した。
今大会からコースが変わり、フルマラソンは反時計回りに石垣島を1周。15㌔付近の上り坂は高低差約80㍍で、ランナーを苦しめた。都市部と自然豊かな島中部を駆け抜けた。ハーフはシード線、県道79号、国道390号などを通り、島南部を巡った。10㌔とリレーはシード線、国道390号を走った。リレーでは5人1組でタスキをつないだ。
市内の37事業所は「完走応援店」として大会に協力。ランナーが完走メダルを持って来店すると各種サービスが受けられる企画を実施。要予約で20日まで行う。
午前8時のフルマラソンスタート前に行われた開会式で、大会長の中山義隆市長は「自己ベスト目指して楽しんでほしい」とあいさつ。今大会には14カ国からランナーが参加し、国内は47都道府県すべてから参加者があったと明らかにした。
ゲストランナーの岩出玲亜選手(デンソー)、インフルエンサーのさやぴさんが共に出走し大会を盛り上げた。
スターターは石垣市出身のアイドルグループメンバー、青木宙帆さんが務めた。