第十一管区海上保安本部によると、尖閣諸島(石垣市)周辺の領海外側にある接続水域では26日、中国海警局の艦船4隻が航行している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは100日連続。
4隻は「海警2501」「海警2305」「海警2303」「海警2204」で、いずれも機関砲らしきものを搭載している。海保の巡視船が監視警戒を続けている。
尖閣周辺の中国艦船は2024年7月、過去最長となる215日連続の航行を記録。年間の航行日数は355日に達した。台風接近時以外は尖閣周辺海域に常駐している。
領海侵入や、尖閣周辺で操業する日本漁船を追尾するなどの威嚇行為も常態化している。中国政府には艦船を常駐させることで、一方的に主張する自国の尖閣領有権をアピールする狙いがあると見られる。