2018年第5回石垣市議会(平良秀之議長)の一般質問初日が10日、同議場で開かれ、長浜信夫、箕底用一、新垣重雄、花谷史郎、我喜屋隆次の5氏が登壇した。市は3月末に国際ダークスカイ協会の星空保護区パーク認定を受けたことで今後、市星(しせい)認定を目指す。また、開院した新八重山病院付近に11月末ごろバス停が設置される見通しを示した。
市星認定を求めたのは我喜屋氏。13年前に当時の大石行英市議も訴えていたことを紹介した上で、認定の必要性を述べた。
大得英信企画部長は「他の自治体に先駆けての市星指定は、タイムリーな提言。石垣市の知名度を上げるためにも有効な手段だ」と述べ、「年間の立ち上げに向けて取り組みたい」と検討を進める考えを示した。石垣市は市鳥、市花など6つをシンボルとして認定している。
新八重山病院への交通アクセスについては長浜氏が「バス交通がなく経済的負担が大きい」と指摘した。大得部長は今月19日に石垣市地域公共交通協議会で路線バスを議題として、運行状況や運賃などを協議することを示し、「11月後半ごろに病院路線が開設されると思う」と見通しを述べた。
箕底氏は市内の道路環境の悪さを示して改修の優先順位を策定するよう求めた。
新人の新垣氏は市長の多選自粛条例や中山義隆市長の政治姿勢、花谷氏は最終処分場延命化計画や陸自配備計画などを質問した。我喜屋氏は市街地中心部の駐車場問題などを取り上げた。
11日は井上美智子、前津究、大濱明彦、長山家康の4氏が一般質問する。