第十一管区海上保安本部によると、5日午前9時54分ごろから、石垣市の尖閣諸島周辺で中国海警局の艦船2隻が相次いで領海侵入した。独自の主張をしながら、南小島周辺の領海内で操業している日本漁船1隻に接近しようとしている。海保が漁船の周囲に巡視船を配備し、中国艦船の接近を阻止して漁業者の安全を確保している。
海保は中国艦船の行動について「国際法違反」としている。
領海侵入したのは「海警2301」「海警2303」で、いずれも機関砲を搭載している。尖閣周辺で中国艦船が領海侵入するのは今年8日目。
領海外側の接続水域では「海警2501」「海警2204」の2隻が航行している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは138日連続。