第42回県高校文化祭郷土芸能部門が20日、沖縄市民会館で開かれるのを前に、参加する八重山3高校の郷土芸能部は11日午後、八重山農林高校で合同お披露目会を開催し、家族や地域の人たちに県大会出場演目を披露した。県大会は2019年度の全国大会出場校(2校)選考を兼ねている。
3校合同による県大会前の発表会は近年行われたことがなく、おそらく初めての試みだという。3校の部長らが話し合い、地域の人たちにも演目を見てほしいと企画した。
八商工郷芸部(大城希里部長・20人)は、16年度の全国大会で演じた「果報ぬ世ば給うられ」を披露。八重農郷芸部(多宇楓香部長・27人)は、四カ字豊年祭での奉納を元にした「瑞穂の恵み」を演じた。
過去2年連続で全国出場のため、全国選考の対象からは外れる八重高郷芸部(花城美海部長・42人)は、今年の全国大会で3位を獲得した「今日が日ば黄金日ば」で会を締めくくった。
全国に選ばれる2校は、八重山3高校と南風原高校による独占状態が近年続いており、今年も八商工、八重農、南風原による争いになるとみられる。