平和憲法を守る八重山連絡協議会(平地ますみ共同代表ら)は「憲法記念日」の3日、新栄公園内の「九条の碑」前で集会を開いた。約60人が参加し、リレートークで、戦争放棄をつづる「憲法9条」の大切さや、平和の尊さを訴えた。
平地共同代表は「学校でも憲法を学ぶことが少なくなっていており、一人ひとりが学び合うことが必要だと思う。しかし抑止力が必要だといい、首相をはじめ政治家が憲法改正に動いている。私たちは声を上げなければならない」と強調した。
大浜明彦共同代表は憲法99条を理由に改憲は「憲法違反だ」と主張。「安保関連3文書」や敵基地攻撃能力の保有、戦闘機の第三国への輸出などに反対し、諸外国と友好な協力関係を結び、発展させることを求める「5・3平和集会アピール」を読み上げ、採択した。
アピール文は首相、衆議院議長、参議院議長宛に送付される。
参議院議員の高良鉄美氏は「この憲法は沖縄を救う。憲法通りにすれば私たちは平和で豊かになる。戦争を絶対にさせないという強い思いで考えていくことがとても大事」と呼びかけた。
集会では、戦争マラリアを語り継ぐ会による証言集の朗読や、オカリナの会「ブルーバード」による演奏もあった。