第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島周辺海域で7日午後0時27分ごろから、中国海警局の艦船「海警2303」「海警2301」の2隻が相次いで領海に侵入。独自の主張をしながら、魚釣島周辺で操業している日本漁船1隻に接近しようとする動きを見せている。中国艦船が尖閣周辺で領海侵入したのは3日以来で、今年12日目。
漁船には5人が乗船。漁船に接近しようとする中国艦船の動きについて海保は「国際法違反」としている。巡視船が中国艦船の接近を阻止し、漁業者の安全を確保している。
領海外側にある接続水域では「海警2501」「海警2204」も航行している。中国艦船4隻はいずれも機関砲を搭載している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは170日連続。