新庁舎 経費削減で増額回避 部活動指導員の導入検討 市議会一般質問

 石垣市議会(平良秀之議長)9月定例会の一般質問3日目が12日、同議場で開かれ、友寄永三、石川勇作、砂川利勝、東内原とも子の4氏が登壇した。入札不調が相次いだ新庁舎建設で、市当局は経費削減し大幅な増額を回避する方向性を示した。小中学校の部活動指導では、教職員の負担軽減のため部活動指導員導入を検討する。

 新庁舎建設は砂川氏が質問し、「予算内でやるということだが、本当にできるのか疑問」と投げ掛けた。
 新庁舎建設室の大城智一朗室長は、「3月議会、4月の臨時議会でも高額だと懸念された。大幅な増額というのはふさわしくないと判断している」と市のスタンスを説明。「経費を削減して労務費、資機材高騰に備える。与えられた予算内でやっていくべきと現段階で考えている」と増額を回避する方向性を示した。
 部活動指導員導入については、友寄、石川の2氏が質問した。
 友寄氏は学校側から指導員導入の要望があったか確認。市教委の宮良長克教育部長は「勝利至上主義で活動を行う可能性あるので、人選に悩んでいる」と明かし、「4校から意見、要望があった」と答えた。
 石川氏は導入時期を確認した。宮良部長は「県との調整が付き次第、導入に向け積極的に調査研究したい」と述べた。石垣安志教育長は「負担軽減のために、指導員の導入を前向きに検討し、負担軽減を図っていきたい」と決意した。
 東内原氏は不妊治療の宿泊支援や、市内の公衆トイレの現状などをただした。
 一般質問最終日の15日は石垣達也、内原英聡、米盛初恵、宮良操の4氏が登壇する。

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