【金波銀波】玉城デニー知事と…

 玉城デニー知事と安倍晋三首相の初顔合わせで、辺野古移設をめぐる双方の主張は平行線をたどった。ただ会談後、記者団に囲まれた玉城知事からは一方的な政府批判は聞かれず、冷静な言葉遣いに努力しているようだ◆翁長雄志前知事は記者に対し、辺野古移設を推進する政府を罵倒するのが常だった。第三者の面前で非難の応酬をするようでは「対話」は成立しない。紳士的な言動が大前提だ。翁長氏と異なる「玉城カラー」は、こういう場面でこそ発揮すべきだろう◆就任初日に玉城氏は、「いばらの道」を進む決意を示したが、確かに辺野古移設問題は前途多難だ。この問題は日本の安全保障に関わっており、本来、一知事の権限でどうにかなる話ではない。知事選の対立候補が「携帯電話料金の4割値下げ」に言及したことが、一部メディアによって「知事の権限外」と叩かれたが、辺野古阻止を掲げる玉城氏に対しても、実は同じ論理が成り立つ◆国と県がどこかで妥協点を見出すのでなければ、司法に判断を委ねるほか最終的な決着の方法はない。そこが落としどころではないか◆沖縄と国の「対立」という言葉を繰り返し聞かされることに、県民はうんざりしている。まして「徹底抗戦」などという言葉は聞きたくもないし、新聞で使いたくもない。

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