秋に向かう沖縄。12日、石垣島平田原の水田でクロハラアジサシが飛来しているのが見られた。
クロハラアジサシはチドリ目カモメ科の野鳥で、旅鳥として日本全国に飛来する。
春や秋の渡りの時期には、八重山で見られることも多く、水田などの淡水域で休んでいるものや、海岸で飛び交うものなど、夏に飛来する夏鳥のアジサシ類(コアジサシ、エリグロアジサシなど)とは違うタイミングで島に現れることで、愛鳥家の間ではよく知られている。
周囲にもう3羽おり、涼しげな風と共に夕闇が迫る中、ねぐらを探すでもなく、それぞれ水が張られた水田のわずかな盛土で羽を休めて、じっとしているのが見られた。