石垣市長選に立候補する新人の前市議、砥板芳行氏(55)の総決起大会が7日夜、市内ホテルで開かれた。砥板氏は既得権益に偏った長期政権のあり方を批判し「市民不在のまちづくりを終わらせよう」と訴えた。市議補選に出馬する東山盛敦子氏(58)は「自然を生かして、それを豊かな経済に発展させていける島にしたい。そのために砥板さんと一緒に頑張りたい」と呼び掛けた。
砥板氏後援会の知念辰憲氏は「(不信任決議の一連の流れは)市政の私物化、独善的な風土だ。こういう市政をもう終わらせよう。砥板氏は大きく成長して立派になった。市長候補として最もふさわしい」とあいさつした。
東山盛氏は「不信任決議を見たとき、本当に腹が立ちました。職員のミスを隠して、公文書を偽造して、嘘の答弁をした。ニュースで〝職員のせい〟と言っていたあの人(前市長)は許せない。この人が私のハートに火をつけた」と出馬の決意を語った。
野党連絡会の長浜信夫会長、チェンジ市政の会の渡久山修共同代表、ピースバードの宮良結理代表も登壇。「欺まんに満ちた市政を許すと石垣市の将来はない」、「東山盛さんには市民の声を届けてもらい、砥板さんには市民の声を市政に反映してもらいたい」などと声を上げた。
高良沙哉参議院議員も激励の動画メッセージを添えた。
最後はネクスト6の新里昌央さんの音頭で団結のガンバロー三唱で気勢を上げた。