海自と米軍が石垣入港 共同訓練との関連は不明

入港した米軍のCCA(写真手前)と、海自の特別機動船(同奥)=10日午後5時すぎ、石垣港浜崎マリーナ

 日米実働訓練(レゾリュート・ドラゴン25、RD)の開始前である10日午後、石垣港浜崎マリーナに海上自衛隊と米軍の小型艇が計4隻入港した。海自は休養と補給が目的で、米軍は通常入港。海自は14日、米軍は13日までに出港予定。同日まで岸壁の使用許可が出ており、期間中は一時的な出入港を繰り返す可能性もある。それぞれ2隻ずつ入港した。

 入港したのは、海自が特殊部隊などの運用でも使う高速ボート「特別機動船」。米軍は海軍の戦闘艇「combatant craft assault」(CCA)で、こちらも特殊部隊「ネイビーシールズ」や海兵隊員などの輸送で使用する船舶。
 海自の船舶は、うるま市勝連所属だが、米側は不明。

 午後6時に入港予定だったが、約1時間早く入港した。海自側が米側を先導するように入港し、日米で計20人ほどの隊員が上陸した。特殊部隊員と思われ、個人の特定を防ぐためか、ほぼ全員がサングラスにマスクなどを着用していた。
 入港作業は20分ほどで終了。海自隊員たちは数人を現場に残し待っていた車両に分乗して、その場を離れた。米側は操縦席をカバーで隠した後、徒歩で岸壁を離れた。

 RDでは石垣駐屯地で対艦・対空戦闘訓練などが行われるため、連動して隊員たちが活動する可能性もあるが、詳細は不明。
 反対派の市民は、最終的に10人ほどが集まったが、その多くは到着が遅れた。抗議文を直接手渡そうとした人もいたが、隊員たちは何も答えず現場を離れた。
 当初、日米共に6日に入港する予定だった。

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