午後9時、石垣氏は妻・美咲さん(34)と共に、テレビでの開票作業の様子を緊張した面持ちで見ていた。
当確は午後9時20分過ぎに出て、石垣氏は支持者と握手や抱擁を交わして喜びを爆発させた。
喜びを分かち合った後、石垣氏は支持者や後援会の支援に感謝。「必ずや恩返しできる議員になる。本物の1人が入れば、必ず物事は成就するということを肝に命じて議員活動を頑張りたい」と決意表明した。
市議の大石行英氏は「魂のバトンを手渡すことができた」「新たな歴史を切り開いて行こう」と激励した。
石垣氏は14年間、父子家庭として娘3人を育ててきた苦労人。取材に対し「父子家庭の経験があるので、ひとり親家庭の苦労は知っている。その経験を生かして取り組みたい」と話した。娘3人も沖縄本島から駆けつけ、選挙をサポートした。
先輩議員の大石氏について、「一番の実績は議会で市民一人ひとりの声を聞いてきた。このことはチャンピョンだ。その姿勢をライフワークとしたい」と先輩からタスキを受け取った。