石垣市議選は9日投開票される。8日は選挙戦最終日となり、遊説に駆け回っていた各候補者は支持者を集めて打ち上げを行い、7日間の選挙戦を締めくくる。期日前投票者数は7日、7千人を超えた。
立候補者数は30人で、前回2014年市議選の29人とほぼ同じだが、新人は前回の9人に対し11人と増えた。新人と支持基盤が重なり、競合関係にある現職の得票にも影響が出ると見られ、選挙関係者からは「特に当落線上の候補の票が読みにくい」との声も聞かれる。
石垣島への自衛隊配備の是非が最大の争点となっているが、地縁・血縁関係の票は政策とは無関係に動くことが多いとされる。ただ、事実上の終盤戦となった告示後は、各陣営とも浮動票の獲得に向けて政策の浸透を図った。
遊説で自衛隊配備問題などを取り上げた新人の候補者は「手応えはあるが、本当に票につながるのかは自信がない。時間の許す限り、演説などで政策を訴えたい」と話した。
7日の期日前投票者数は1928人で、前回市議選の5日目(1556人)に比べ372人増えた。5日間の総計は7451人で、前回市議選に比べ642人増えた。前回の期日前投票者総数は9070人。