国の重要無形民俗文化財に指定されている竹富島最大の祭事「種子取祭(タナドゥイ)」が10月19日から27日まで9日間の日程で執り行われる。クライマックスとなる世持御嶽での奉納芸能は25、26の両日。
竹富島内各所では芸能を奉納するメンバーによる舞踊や狂言などの練習が本格化しており、緊張感もいよいよ高まってきた。このうち竹富小中学校では、男子児童生徒が昼休みの時間を利用して「庭の芸能」の太鼓の練習に励んでいた。地域の先輩から「だんだん早くなっている。もっとゆっくり」などと注意されながら、真剣な表情で取り組んだ。内盛正太郎さん(中3)は「竹富島での学校生活最後の種子取祭。気持ちを引き締めて頑張りたい」と意気込みを語った。(隅田賢通信員)
種子取祭のスケジュールは次の通り。
▽19日=トゥルッキ
▽23日=祈願・幕舎張り
▽24日=ンガソージ
▽25日=奉納芸能初日
▽26日=奉納芸能二日目
▽27日=支払い議会