「市町村に応分の負担」 北部基幹病院めぐり論戦 県議会代表質問

県政野党からの質問に玉城氏(写真左下)は答弁を苦慮。県幹部が「助け舟」を出す場面が多々あった=19日午前、県議会

 19日に行われた県議会本会議の代表質問で玉城デニー知事は、北部基幹病院の整備について「借入金を縮減することが重要なポイント。そのためにも市町村の応分の負担は必要であると考えている」と述べた。これに対し、自民党県連幹事長の島袋大氏は「選挙戦の時には北部の市町村に負担を求めないと言っていた。選挙公約違反だ」と追及した。

 冒頭の玉城知事の発言は、島袋氏の「北部の過疎地域、離島地域の命を守る、そのためには市町村の皆さんには絶対に負担させませんと、知事から明確に言うべき」という質問に答えたもの。玉城知事は選挙戦を通じて、北部基幹病院の整備では「地元市町村の一般財源負担がない方向性で考えていきたい」と述べていた。
 島袋氏は「今になって地元負担を求めるのか。公約違反だ。『負担させない』と知事が言っていた。選挙戦であんなに言っていたのに、県民をなめているのか。北部基幹病院のこの発言は絶対に許せない」と強く抗議した。他の議員からは「やんばるの人がかわいそうだ」などのヤジが飛んだ。
 公明党の金城泰邦氏の質問に保健医療部の砂川靖部長は「北部基幹病院の整備は、協議会において病院の設置主体や経営単位・形態など経営システム全般に関する協議を行っている。市町村の地元負担に関しては協議結果を踏まえ検討する」と答弁。
 金城氏は「北部12市町村に対し、国庫を差し引いた後の5分の2を市町村に負担させると協議会では言っている」と疑問視。砂川氏は「知事が選挙中、『市町村の一般財源の負担のない形で』と言っている。私の協議会や6月の議会の答弁と選挙戦での答弁は同じであると考える」と強調した。

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