竹富町議選が告示された4日、各陣営が選挙の「7つ道具」の到着を待って出陣式・出発式を開き、支持者を集めガンバロー三唱。当選の二文字を目指し気勢を上げた。その後、候補者が選挙カーに乗り、各地域を東奔西走。各陣営が選挙最終盤の票固めに走った。
西表のある陣営では、午前11時ごろ支持者を集めて出陣式を開いた。
応援弁士の1人は「地元に本庁舎を持ってくることを優先する人を選ぶことが西表の使命だ」と熱弁をふるった。候補者は「役場は必ず西表に移す。必ず当選して初期の目的を一つでも達成したい」と力を込めた。
別の陣営では、候補者が「政権が変わって集中脱葉施設ができた」と島内の施設整備状況を紹介し、「取り組みを全身全霊で進める」と強調した。選対本部長は「これからも課題解決に向けて取り組んでいく。皆さんの力を借りて当選させてほしい」と求めた。
ある陣営の幹部は当選ラインについて「170票ぐらいだろう」と予測し、「ただ200票以上得票しないと安心できない」と気を引き締めた。
今選挙の争点の1つに新庁舎建設計画がある。現町政は西表大原への役場移転に先立って、石垣支所を整備する方針を示している。支所計画は現庁舎の機能を一時的に支所に移した後、西表の本庁舎に役場移転するもの。町議選が支所計画に対する最初の審判となる。