小・中学生に指導「基礎が鍵」 柳本氏がバレーボール教室

柳本氏によるバレーボール教室が行われた=21日午後、大浜中学校

 「柳本晶一バレーボールスクール イン石垣島」(主催・沖縄菅公学生服㈱)のバレーボール教室が21日、大浜中学校体育館(島仲信秀校長)で開かれた。元全日本女子バレーボール監督の柳本晶一氏が講師を務めた。
 石垣地区の小学6年生、中学男女バレーボール部の部員らが参加し、バレーボールの基本的なパスやスパイクの指導などを行った。柳本氏は「バレーボールはリズムが大事。チーム内でパスのリズムが人それぞれ違う。一定の高さと速さで統一することが必要になる」とパスの重要性を述べた。

 同教室では、6メートルの幅を使いオーバーハンドのロングパス、強打レシーブ、スパイクの基礎となるドライブとミートの練習を行った。レシーブ練習で柳本氏は「レシーブは攻めになる。腰を低くし前に体重をかけるように」と呼び掛けた。スパイク練習では「まずはミートをすることが大事。そのために最後までボールから目を離してはいけない」と指導した。
 また、柳本氏はプレーを上達させるためには、「他の選手のプレーに関心を持ち、良いところを自分のものにする」とし、「基礎ができていなければ上達はしない、基礎がどれだけできるかが鍵になる」と強調した。
 石垣第二中学校女子バレーボール部の宮良亜衣李さん(中学2年)は「柳本監督の指導は素晴らしかった。普段スパイクをネットにかけることが多いので、この経験を生かし、上達していきたい」と笑顔を見せた。
 バレーボール教室は昨年に続き今年で2回目。子どもたちの基本技術の習得と指導者の育成、バレーボールの楽しさ、夢や仲間の大切さなどを伝え、環境が整っていない離島地域でのバレーボールの普及と技術向上の支援が目的。

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