きょう激戦スタート 竹富、与那国町議選告示へ

 竹富町議選(定数12)、与那国町議選(定数10)が4日、告示される。竹富町議選には15人、与那国町議選には12人が立候補を予定しており、9日の投票に向け激しい選挙戦が展開される。現在の議会勢力は竹富町で与党多数、与那国町で野党多数。選挙結果が西大舛高旬町長、外間守吉町長の町政の行方を左右する。
 竹富町議選は定数12に対し、現職9新人6の計15人が立候補を表明している。地区別では西表西部5人、同島東部3人、波照間3人、小浜2人、黒島1人、竹富1人。
 与那国町議選はこれまで立候補の意向を示していた新人の鈴木修氏(51)が、出馬への調整が間に合わず断念。立候補予定者は外間守吉町長支持が6人、不支持が5人、中立が1人となった。

■竹富町議選
 本紙アンケートでは現町政が示す新庁舎計画の石垣支所方針について立候補予定者10人が賛成、5人が反対した。選挙結果に関係なく、賛成派が過半数の7人を占めることは確実となる。
 激戦区となるのは波照間。新人3人が立候補を予定しており、現在の波照間2議席を下回る可能性がある。西表西部でも5人が出馬予定で混戦模様だ。
 立候補者届け出は4日午前8時30分から。届け出が受理されしだい、選挙の「7つ道具」を使い、各島で選挙戦が始まる。

■与那国町議選
 今回から定数が6から10に増えただけに、選挙戦は新人、元職が多数立候補する乱戦の見込みで、激戦が予想される。今町議選では、外間町長の支持派か反支持派のいずれかが、過半数を占めるかに焦点が集まっている。
 2016年3月に配備された陸上自衛隊与那国沿岸監視部隊の配備後、初の町議選とあって、票の行方が読めないといわれる自衛隊関係者約200票の存在は見逃せない。各候補者とも票の掘り起こしに神経をとがらせており、厳しい選挙戦に突入する。

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