自衛隊の任務や役割を知ってもらおうと、自衛隊沖縄地方協力本部石垣出張所(所長・反橋寛之1等陸尉)は21日、石垣空港でヘリコプター(CH―47J)の体験搭乗を行った。市民50人が参加した。
台風の影響で順延となったこの日は、秋晴れの体験搭乗日和となった。搭乗者らは同機の乗り心地や、上空からの美しい石垣島の景色を満喫した。
参加した市民は、搭乗前に第15ヘリコプター隊(那覇駐屯地)隊員から性能の説明などを受けたほか、東日本大震災の映像や災害派遣のパネル写真を見て、自衛隊の活動について理解を深めた。
市民の一人は、日頃見る飛行機からの景色とは違い、低空から見る風景に「石垣島の青い空、青い海の素晴らしい景色に改めて島の良さを実感した」と話した。
第15ヘリコプター隊は、訓練等の業務のほか、民政協力として奄美大島以南の離島から沖縄本島への緊急患者空輸を年間約200件行っており、八重山からの空輸も年間15件ほど行っている。