八重山特別支援学校(大田幸司校長)は26日午後、「発達障害の子ども達の理解と支援」と題した講演会を開いた。同校体育館で郡内の養護教諭や教職員、同校教職員、保護者、関係者合わせ約100人が参加した。
講師は和歌山県発達障害者支援センター顧問大阪大学大学院医学系研究科招聘教授の小野次朗氏。注意欠如多動症(ADHD)自閉スペクトラム症(ASD)学習障害(LD)と障害の種類と対応について解説した。
また国連総会で障害者権利条約と、法律で障害者差別解消法の施行されたことにより、障害者の差別禁止の具体化を取り上げた。
さらに「障がいは個性(特性)である。問題行動には理由(わけ)があり、周囲の理解と支援を必要とする。環境や理解度によって生きづらさは変わる」とし、「子どもの視線に立って考えること」の大切さを強調した。