難病抱える家族へ夢を 恩納村のホテル、2家族招く

「ウィッシュ・バケーション」で来沖した2家族は宿泊先となる恩納村のカフーリゾートフチャクコンド・ホテルで歓迎を受けた。29日まで滞在する=27日、同ホテル

 難病を抱える子どもとその家族を応援する企画「ウィッシュ・バケーション」で来沖した2家族10人は27日、宿泊先のカフーリゾートフチャクコンド・ホテル(恩納村、荒井達也総支配人)で盛大な歓迎を受けた。「公益社団法人難病の子どもとその家族へ夢を」(大住力代表理事、東京都)によるもので、2家族は29日まで滞在し、沖縄の観光地などを巡る予定。
 2家族は27日夜、同ホテルで開かれた歓迎会で、沖縄料理を堪能し、ミュージシャンによるウクレレの弾き語りやスタッフとの交流を楽しんだ。沖縄市の中頭病院の職員も参加。ホテルからは2家族それぞれにサプライズケーキが用意され、終始笑顔溢れる雰囲気に包まれた。

 松村光咲(みさき)ちゃん(2)は東京都から家族6人で参加。父親の史明さん(39)は「家族で旅行することが念願の夢。体調管理など1年がかかりで調整して、ここに来られたのは感無量」と喜んだ。
 光咲ちゃんは生まれた翌日に先天性の染色体異常「18トリソミー」の宣告を受けた。1歳までの生存率は10%と言われる中、10月に2歳の誕生日を迎えた。「沖縄に来られたことは、家族にとって大きな節目」と喜びを噛みしめた。谷本湊仁(みなと)くん(4)は兵庫県から家族4人で参加した。
 同ホテルは宿泊、食事、シャトルバスを無償で提供している。同ホテルでの家族の受け入れは、今年5年目で今回6組目。
 同ホテルを運営するKPGホテル&リゾートの田中正男取締役社長兼COOは「オキナワンスローライフを楽しんでいただきたい」とあいさつ。「観光立県として全ての方に優しい沖縄県を目指したい」と意義を強調した。

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