9月29日から今月9日まで開催された第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体」で好成績だった選手らが29日、県庁に富川盛武副知事を訪ね報告した。沖縄選手団は、男女総合成績(天皇杯)43位。優勝は6人、入賞者は33人となった。
やり投げ少年男子Aで優勝した南辰貴君(18)=石川高校3年=、ライフル射撃のビームライフル立射30発で優勝した前泊佳吾君(16)=興南高校2年=も参加。南君は「自分はどの選手よりも強いと言い聞かせた。集中して楽しんで投げ、逆転優勝できた」と振り返った。支えてくれた関係者に「結果で恩返しできた」と感謝の気持ちも述べた。
前泊君は60発競技にも参加し、準優勝。翌日の30発競技への自信になったとし「自分の射撃をするフォームと意識に集中し、全て10点に入れた。1位を取れて良かった」と語った。改善点や伸ばせる部分を強化し「来年の国体も優勝する」と胸を張った。
富川副知事は「2020年には東京オリンピック・パラリンピックがある。出場できるよう頑張ってほしい」とエールを送った。
県は東京五輪に向けて選手の強化に取り組んでいる。また、スポーツアイランド構想も展開し、スポーツをする環境づくりに力を入れている。富川氏は国体での県勢の活躍が「良い刺激になった」と活躍をたたえた。