補正予算など可決 実施済み専決処分に疑問も 与那国町議会

専決処分について説明する外間町長=1日、与那国町議会議場

 議長が決まり正常化した与那国町議会(前西原武三議長)は1日、9月定例会本会議を開き、2億8864万円を追加する平成30年度町一般会計補正予算、条例の一部改正、監査委員の選任同意など7件を原案通り可決した。また既に町から提出されていた教育長人事に関する専決処分は取り下げられた。

 一方、同補正予算の書類とともに配布された、10月12日実施の専決処分書について、田里千代基氏が「緊急でないものも入っている。専決処分はこれで良かったのか」と外間守吉町長に疑問を投げかけた。

 外間町長は「議会が正常に戻らない中、見通しがつかなかったので、課長を集めて協議した結果、提案された。それを指導して決めたので、何ら問題はない」と答えた。これに対して田里氏は「違法ではないが、妥当ではない」と断じた。

 会期を10月31日に7日までと決めたが、8日まで延長することにした。8日には一般質問を行う予定。2日から7日までは休会。

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