沖縄戦の殉難者を慰霊しようと、宗教法人念法眞教は10月26日から3日間、沖縄本島で戦没殉難者慰霊祭を行い、約70人が参加した。
大阪市に教団の総本山金剛寺があり、全国から毎年、参加者を募って沖縄で巡拝している。今年で17年目。
10月27日には糸満市の平和祈念堂で沖縄戦殉難者慰霊法要を営み、観音経を唱えた。法要の趣旨を唱える表白の中で、導師を勤めた一宮良範教務総長は「日本本土上陸の防波堤として戦い、沖縄や日本を守るため殉難した。一日も早く平和な世界が実現することを祈念する」と述べた。
一行はこの他に黎明之塔、健児之塔などを回って、慰霊勤行を勤めて戦死者の冥福を祈った。
法要後、井平良道教化部長は「沖縄の犠牲の上に今の日本があることを自覚できていない日本人が多い。御霊が浮かばれるようなことをしたい」と思いやった。