石垣市消防本部(宇根規光消防長)は9日午前、2018年度秋季火災予防運動の出発式を同本部で開いた。消防本部職員、石垣市消防団員らが参加して全国統一の「忘れてない?サイフにスマホに火の用心」を防火標語に掲げた。15日まで。
宇根消防長は「今年は昨年に比べ火災件数は減少傾向にある。昨年は11、12月に多くの火災が発生した。火災防予防を発信し火災防止に取り組んでほしい」と訓示。
沖縄県消防協会八重山地区の﨑山守洋支会長は「全国では新潟県で大規模火災、埼玉県で工場火災が発生した。ひとたび火災発生すると鎮火は極めて困難。予防、消火体制を消防職員、団員、クラブが一丸となり、迅速な対応で消火、予防強化を」とあいさつした。
また、ユーグレナモールでは、みやら保育園(宮良實守理事長)の4歳16人、5歳11人計27人の園児らが園職員、消防職員と共に防火パレードを実施。防火予防のチラシやティシュ、ガイドブックを配布した。
園児らは「私たちは火遊びを絶対しません」「市民の皆さん、お父さんお母さん住宅用火災警報機つけてね」と、全国統一標語を唱和。商店店主や修学旅行生らが拍手を送る中、パレードで火災予防を呼び掛けた。
昨年の火災件数は20件で、建物14件、車両1件、その他5件。出火原因は1位放火、2位ガスコンロ・火入れで、死者0人、負傷者1人、損害額5百56万9千円となっている。