男子古見(西原町)、女子水沼(東京)が初V 与那国マラソン、500人余エントリー

531人がエントリーし与那国マラソンが開かれた=10日午後、与那国中グラウンド

 第26回日本最西端与那国島一周マラソン大会(主催・町)が10日、与那国中学校グラウンドを発着点に開かれ、450人が完走を果たした。男子25㌔の部は西原町から初参加の古見仁也選手(18)が優勝。女子25㌔の部は、東京都から初参加の水沼亜樹選手(37)が制した。男子10㌔の部は、鹿児島県の富田繁生選手(37)、女子10㌔の部は那覇市の野口歩美選手(22)がそれぞれ初優勝した。

 古見選手は、昨年惜しくも2位だった村松稔選手と接戦だったが残り3㌔地点からリードし、見事大会を制した。
 今大会は25㌔の部に男子148人、女子130人の計278人、10㌔の部に男子201人、女子52人の計253人。全体で計531人がエントリー。エントリーに対する完走率は25㌔は86.69%、10㌔は82.61%、全体では84.75%だった。
 開会式で同大会実行委員長の外間守吉与那国町長は「与那国マラソンのコースは日本一過酷だと思うが、常に海が見え景色が良い、そこが与那国の魅力だと思う。暑さに負けず完走してほしい」とあいさつ。北海道から参加した田村文嗣選手が宣誓した。
 25㌔の部は午後1時に与那国中グラウンドを、10㌔の部は午後1時30分に西崎展望台をスタート。選手たちは高低差の激しいコースを走り抜けた。
 沿道では与那国島の子どもたちや住民、陸上自衛隊の隊員らがボランティアに立ち、声援を送るとともに選手たちを支えた。
 大会終了後は「ふれあいパーティ」が与那国中体育館で開かれ、参加者が交流を深めた

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