西表石垣国立公園が国際ダークスカイ協会(IDA)の星空保護区に国内初認定されたことで10日、「アースナイトデー2018」(石垣市主催)が市内北部の久宇良地区で開かれ、参加した市民らが暗い夜空の下で音楽などを満喫した。同時に開催された「キャンピーングアース」では約300人の市民らが同地区でテントを張って一泊し、イベントを楽しんだ。アースナイトウィークは10日から26日まで。
久宇良公民館の会場では午後2時にイベントが開始。IDA東京支部の越智信彰支部長が記念公園を行った。夕暮れライブではバンド「カミアワズ」が演ライブを披露した。
パネルディスカッション前に主催者の中山義隆市長があいさつ。星空保護区認定で、星空のブランド化と石垣島北部の地域活性化につながることを述べ、「八重山を星のエリアとして生かしていきたい」と述べた。
日が暮れた午後7時にはシンガーソングライターbirdさんがライブ。来場者は独創的な歌に酔いしれた。
キャンプ会場ではBBQのワークショップや、星空浴ヨガなどを実施。参加した家族連れらが和気あいあいと土曜日の夜を過ごした。
西表石垣国立公園は2018年3月30日にIDAの星空保護区に暫定認定された。認定は世界で59カ所目。国内では初認定となった。
石垣市は同認定を受け、毎年11月24日を「アースナイトデー」としている。