障害のある人もない人も、誰もが楽しめ、誰もが暮らしやすい社会について考えるイベント「ココロつながるプロジェクト2018 バリアをこわそう!」が10日、石垣市のドンキ・ホーテ石垣島店(主催・県)で開催された。
会場ブース内では、車いす体験や、アイマスクを着用して点字ブロックを歩行する視覚障害者の体験エリアが設置された。
障害者とコミュニケーションを図る際に使用されるITサポートの機器を使い、目の動きや指先の動きで文字入力や音声読み上げが可能な体験コーナもあった。FM石垣の中継放送も行われた。
医療機器案内を行った沖縄県障がい者ITサポートセンターの上里忠邦さんは「ITを駆使した最新の医療機器や、サポート事業の窓口があることを多くの方に知ってほしい」と期待した。
会場では、重度脳性麻痺者や同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツ「ボッチャ」も体験でき、沖縄ボッチャクラブに所属する金城歩未選手(21)がミニゲームを開催した。金城選手は「会場の子供たちが一緒に楽しんでくれてよかった。初めてボッチャの存在を知る人や、まだプレーしたことのない人にもぜひ体験してほしい」と笑顔を見せた。