【神奈川】沖縄タウンと言われる横浜市鶴見区の入船公園で10、11日の2日間、「第3回鶴見ウチナー祭」(主催・ウチナー祭実行委員会)が開催された。秋の行楽日和の中、1日目は約2万人、2日目はBEGINのライブもあり約5万人が来場して最寄り駅は大混雑。合計約7万人が集まり、祭りは大盛況だった。「沖縄を感じられ、食べられる、素敵なお祭り。来年も来る」と語る来場者もいた。
ステージでは、BEGINや今年10周年のきいやま商店のライブに加え、地元のエイサー団体によるエイサー演舞、三線民謡、琉球舞踊、かわいいちびっこのキッズダンス等も披露された。「琉球音階」の調べが響き、祭り会場は沖縄の空気に包まれた。
会場には、沖縄を体験できるワークショップや食堂が設けられた。瓶の中にオリジナル水族館を作るワークショップ「美らアクア」のブースは多くの子ども連れでにぎわった。「子どもにも人気で、2日目の午後1時には売り切れてしまった」と、ブースを運営していた金良成枝さん(49)=宜野湾市出身=は説明する。
「泡盛ガーデン」のブースでは、もろみ酢割りやおでんの出汁割等、泡盛コンシェルジュおすすめの泡盛の飲み方や、泡盛と沖縄の特産品とのマリアージュ等が紹介された。その他にも「琉装着付け体験」、島ぞうりに名前を彫れる「島ぞうり制作」、沖縄県内の地ビールを堪能できる「沖縄ビアサミット2018」等があり、来場者は沖縄の音楽や文化、食を楽しんだ。
4回目となる来年は、9月21、22日に開催予定。新企画の検討も進んでおり、一層パワーアップした祭りになる見込みだという。