石油、ガスの備蓄増 新支店、27日に竣工式 りゅうせき

完成した南ぬ浜町の新支店(同社提供)

 石垣市内の南ぬ浜町に移転した㈱りゅうせきの新八重山支店で27日、竣工式典が開かれる。新支店での石油製品貯蔵量は1万4200㌔㍑となり、現油槽所の約2・2倍の規模。ガス製品貯蔵量は600㌧で約2・4倍と増加。貯蓄量が大幅に増加することで、台風シーズンでの供給体制強化が見込まれる。
 新支店工事の総事業費は60億円。敷地面積は現油槽所の約3・3倍。石油製品貯蔵量の平均在庫日数は22日、ガス製品貯蔵量は60日となり約2カ月分。
 移転工事は2016年9月1日着工。約2年3カ月の工期を経て、竣工の運びとなった。同工事は石垣市港湾計画の一環。現港湾内にある危険物施設を新港地区のエネルギー関連ゾーンに集約することや、新港地区と美崎町を結ぶ2本目の臨港道路が現支店を縦断する計画もあり、移転を決めた。
 同社は、「増加傾向にある八重山圏域の石油製品需要に対応すべく、敷地、備蓄容量ともに大幅に拡大させ、長年課題だった台風シーズンでも安定供給を維持できる規模の施設」としている。
 竣工式は27日午後1時30分から開かれる。

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