石垣島製糖(松林豊社長)の2018/19年期原料委員会が16日、同社で開かれ、今期の原料生産量が8万3838㌧(前期比17・8%減)であることが報告された。製糖開始は12月6日、終了は来年3月21日を予定している。
収穫面積は1393㌶(同2・9%減)、10㌃当たり収量は6㌧18㌔(同15・4%減)。作型別の面積と生産量は、夏植えが480㌶で3万7506㌧、春植えが179㌶で1万45㌧、株出しが735㌶で3万6286㌧で、株出しの収穫面積が前期(561㌶)から大きく増加し、53%を占める。
単収が減少した要因は、生育旺盛期前半の梅雨時期の少雨、台風8号の被害などが挙げられた。
年内操業開始となる理由について同社の担当者は、前期に原料切れによる工場の稼働停止が多かったことを挙げ「できるだけ早い段階から製糖を開始したい」と説明。1日平均900㌧の原料処理を見込んでいることを明らかにし、スムーズな操業に向けて農家や運送業者の協力を求めた。